【連載】先人の名言、箴言、珍言に宿る「こんなとこにもガバナンス!」
現代用語の感のある「ガバナンス」――。しかし、その語源は古代ギリシャに遡り、「船の舵を取る」といった意味から「統治」に転じていったのだそうな。古代から現在に至る先人たちが、国家であれ、企業であれ、「ガバナンス」的なるものに長く真剣に向き合ってきたのは紛れもない事実。
じゃあ、そんな先人の言葉を紐解けば、押し付けがましい雰囲気漂う「ガバナンス」をちょっとは身近に感じられるのではないか。いや、少なくとも、ガバナンスに関する蘊蓄を垂れることくらいできるようになるのでは……。
これまで20年近く経済・企業取材を続けた末、今では偉人、超人、変人たちの飲み様、死に様などから現代ビジネスパーソンへの教訓を引き出す気鋭のコラムニスト、栗下直也氏が先達の言葉の中に生きる「ガバナンス」を紡ぎ出す。(平日隔日連載……予定)。