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PBRワースト企業「対応策」開示状況リスト【株価とガバナンス】

低PBRの「銀行」界は横並び……

それでは、PBRが低い企業群ではどうなっているのか。銀行は資産規模が大きいのでPBRは低くなりがちな業種だ。時価総額トップ30にランクインする3大メガバンクですら、同首位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が0.85倍、三井住友FGが0.72倍、みずほFGが0.68倍と、いずれも1倍を割っている。このため、PBRのワーストランキングでも上位は軒並み地方銀行(第二地銀含む)が顔を揃えてしまうので、ワースト企業ランキングでは、銀行と銀行以外の一般事業会社とで分けて集計している。

まずは銀行だが、横並び意識が強い業界もあってか、「検討中」も含めてCG報告書に何らかの形で記載した会社はワースト30社中26社にのぼる。逆に、まったくの未開示は鳥取銀行(鳥取県鳥取市)、福島銀行(福島県福島市)、東北銀行(岩手県盛岡市)、佐賀銀行(佐賀県佐賀市)の4行だけだった。ちなみに、プライム上場でありながら対応策未開示の銀行は唯一、佐賀銀行だけだった。

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時価総額トップ30社中8社が対応策開示なし 時…
低PBRワーストランキング首位は「未開示」 こ…
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