オリエンタルランドと千葉県“持ちつ持たれつの関係”
(#6から続く)11月23日の勤労感謝の日、大阪・御堂筋で阪神タイガース、神戸・三宮でオリックス・バッファローズの優勝パレードが開かれた。セ・パ両リーグの同日開催は史上初。御堂筋には55万人、三宮には45万人のファンが詰めかけた。この日、盛り上がっていたのは関西だけではない。東でもパレードが行われていた。千葉県誕生150周年を祝うイベントだ。千葉市中央区の沿道には市民ら7万2000人が集まった。参加総数では遠く及ばないものの、子どもの数では西の2つのパレードに引けをとらなかった。子どもたちのお目当てはフィナーレの出し物である。
千葉県警の音楽隊を先頭にパレードはスタート。ジェフユナイテッド市原や千葉ロッテマリーンズのチアリーダーが続き、最後に東京ディズニーリゾート(TDR)から駆けつけたディズニーのキャラクターたちが登場。TDR40周年特別仕様のパレード専用車に乗ったミッキーマウスやドナルドダックが手を振ると、沿道の観客から歓声が上がり、イベントは最高潮に達した。
千葉県とTDRを運営するオリエンタルランドの間には持ちつ持たれつの繋がりができている。地域のイメージアップに貢献し、国内外から観光客を呼び込むTDRは今や千葉県にとって最大の宝。一方、オリエンタルランドも県から格別の庇護が与えられ続けてきた。ただし、互いを補完する関係が最初から構築されていたわけではない。強固な絆が生まれるまでには複雑な人間模様と駆け引きがあった――。