古い価値観の企業は若者から避けられ社会的に淘汰される
そう思うと、現代の若い子たちは男女関係なく、今まで話してきた「昭和のおじさん」と比較してものすごくスマートです。男の子たちは「女性にとって素敵な男性って何だろう?」と考えた時に、「女性が居心地いいと思う環境をつくれる男性」だと分かっている。だから職場でも家庭でもできることは自分でやる。昔のように、仕事はするけど家事は一切やらない、職場では良い人だけど家庭では尊大なんて偉そうなおじさん感覚は通用しなくなっています。
女の子も同じで、例えばご飯を食べに行ってもお会計は割り勘です。「奢るよ」と言われたら、「この人、下心あるんじゃないの?」と警戒するそうです。もちろん会社の酒席で上司が「今日はみんなに奢るよ」という場合は別でしょうけど、個人的にご飯を食べに行った場合は「私も働いていますから、半分に割りましょう」というスタンスです。
ですから、今後30年40年経って今の若い子たちが管理職になる頃には、良い意味で「人からどう見られているか」「どうしたらみんなが気分よく働けるか」、簡単に言えば「相手の気持ちに寄り添えないのは、上に立つ者としての自覚が足りないからだ」という時代になると思います。
彼らだってあと数年すれば社会人として会社に就職するでしょう。入社した会社のトップに女性スキャンダルが発覚したら、「この会社終わってるな」と去っていく若者も増えるでしょう。働き手が減れば会社は廃れていきます。つまり、コンプライアンス意識をアップデートできない企業は、社会から淘汰されていくことになるのです。
(取材・構成=Governance Q編集部)
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