(前回までの記事はこちらから)映画や小説に登場する米国の厳重警備の刑務所は、殺人や強盗を働いた凶悪な犯罪者が収監される、一般社会とは懸け離れた場所だ。
そこには刑務所当局の管理は及ばず、“力”だけがモノを言う。日本人にとっては果てしなく縁遠い異空間のように見えるが、米企業や米国社会に害を及ぼす詐欺などの犯罪に関与すれば、普通の日本人であっても、危険度が高い刑務所に収監される恐れは皆無ではない。
「弱肉強食」という原始的な掟が罷り通っている米国の矯正施設とはいったい、どんな場所なのだろうか。そして、前回#4で詳報し、本日10月31日、4年ぶりにワールドシリーズを制覇した米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平の施設への収監も近いとされるが、彼を待ち構えるのはどんな環境なのだろうか――。