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KTC子会社「不適切会計処理」で25年3月期決算発表延期【5月13日「適時開示」ピックアップ】

東証スタンダード上場で、自動車用整備工具や医療器具を製造する京都機械工具(KTC、京都府・久世郡)は5月13日、同日開催した取締役会で2025年3月期の決算発表を延期することを発表した。

KTCでは今年4月下旬、子会社である「北陸ケーティーシーツールに」おいて、一部の製造途中の仕掛品を過大に計上する不適切会計処理の疑いがあることが判明。これを受けて5月7日に、外部専門家を招き調査チームも設置したという。

なお、外部調査委のメンバーは、堂島法律事務所の弁護士で公認不正検査士の横瀬大輝氏、公認会計士の河江健史氏のほか、デジタルフォレンジックの専門調査会社KPMG Forensic & Risk Advisoryが務める。

KTCの24年3月期決算は売上高84億円、純利益6億4500万円で、25年3月期は同98億円、同7億円の増収増益を予想していたが、同社はリリースで〈生じました疑義の全容解明ならびに過去の連結財務諸表への影響の調査に一定の時 間を要するため、決算発表を延期することといたしました〉としている。

14:00【京都機械工具】2025年3月期決算発表の延期に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250512543528.pdf