在任長期トップ企業の多くは創業者・創業一族による支配

半世紀以上にわたり経営を率いるノエビアの大倉会長、創業50年を超えたニデック(旧日本電産)の永守重信会長(78)、1982年に創業したゼンショーHDの小川賢太郎会長(75)といった創業トップに加え、家業を継いだとはいえ、異なる業態を生み出したユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(74)やセガサミーHDの里見治(はじめ)会長(81)らも在任期間は長期に及ぶ。
さらに、明治時代の創業者のひ孫に当たる小林一雅会長(83)とその長男の章浩社長(52)が2トップを務める小林製薬、3代目の富山幹太郎氏(69)が会長CEO(最高経営責任者)のタカラトミー、チキンラーメンやカップヌードルを生んだ創業者、安藤百福(2007年1月死去)の次男である宏基氏(75)が社長CEOを務める日清食品HDは、複数代にわたって一族が経営を支配してきた企業群だ。
一方、賛成率10位は自動車用シート材などを手掛ける総合繊維メーカーのセーレン(本社=福井県)、川田達男会長CEO(83)で、この川田氏も非創業家出身。今年6月の定時株主総会では、昨年の77.1%から大きく伸ばし、96.4%の賛成率を得た。1987年に47歳で社長に就任、2011年から会長に就いたが、この間、一貫して代表取締役の身にある。歯に衣着せぬ物言いもあって、入社時から長く干されたものの、新規事業の自動車用シートがヒットし、経営危機にあったセーレンを立て直したという立志伝は、川田会長本人もメディアで語るところである。