前日3月18日火曜日の日経平均株価は前日比448円高の3万7845円。3日続伸だった。
そんな18日の適時開示は209件。この中から、コーポレートガバナンスや経営をめぐる突発事象、リスクマネジメントに関するリリースをピックアップする。
ニデックvs.牧野フライス「同意なきTOB」の書簡応酬続く
17:30【ニデック】株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)からの回答依頼の受領に関するお知らせ
https://www.nidec.com/v=1742287845/files/topics/18376_ext_5_0.pdf
17:30【ニデック】社の株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けに係るスペイン外国投資法(外資規制)の手続完了について
https://www.nidec.com/v=1742287433/files/topics/18374_ext_5_0.pdf
9:00【牧野フライス製作所】ニデックに対する「質問状(3)」への回答開示のお知らせ
https://ir.makino.co.jp/news/pdf/2025/20250318.pdf
昨年末、ニデックと同社から「同意なきTOB(株式公開買い付け)」を仕掛けられた牧野フライス製作所(両社とも東証プライム上場)の応酬が続く。
オウケイウェイヴ「インサイダー取引事件」元役員関与の“読売報道”
12:40【オウケイウェイヴ】一部報道について
https://pdf.irpocket.com/C3808/KHnJ/hVIt/xNA9.pdf
〈本日、一部報道機関において、当社の元役員らによる自社株式不正取得に関する報道がありました〉
上記リリースの通り、3月18日に読売新聞が名証ネクスト上場のウェブサイト運営会社、オウケイウェイヴ(東京・港区)の元役員が取締役会決議を経ずに自社株を不正取得していた疑いで東京地検特捜部が捜査を進めていることを特報。
オウケイウェイヴは2月にも19日、20日と立て続き、同社株式をめぐるインサイダー取引容疑で捜査が進展していること、逮捕者が出た報道を受けて適時開示。2月20日、都内のコンサルティング会社代表の公認会計士(当時)がインサイダー取引容疑で逮捕され、特捜部は3月12日に起訴した。
なお、同社は〈本件について、現代表の体制下における当社及び当社グループの役職員の関与はありません〉としている。
両毛システムズが大阪ガス子会社に訴えられた「システム訴訟」が和解
13:00【両毛システムズ】当社に対する訴訟の和解に関するお知らせ
https://www.ryomo.co.jp/pdf/ir/etc_20250318_01.pdf
スタンダード上場でICT(情報通信技術)ソリューションの両毛システムズ(群馬・桐生市)が東京高裁で争っていた損害賠償等請求訴訟で和解。原告はプライム上場の大阪ガス100%出資のシステムインテグレーター、オージス総研(大阪市、未上場)。和解内容は、両毛側が4億8500万円を支払うことなどが含まれているという。
発端は2018年。オージス総研が受注した電力自由化関連のシステム開発において、両毛システムズ側が納品したシステムに瑕疵があったとして、オージスが両毛を提訴。請求額は約34億円だった。一審の前橋地裁は昨年3月、被告の両毛側に総額4億円以上の支払いを命じていた。
東京ラヂエーター、DMS、シノブフーズ…「資本コストや株価を意識した経営」関連リリース相次ぐ
16:00【東京ラヂエーター製造】資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
https://www.tokyo-radiator.co.jp/investor/financial_results/
15:30【ディーエムエス】資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について(アップデート)
https://www.dmsjp.co.jp/cms/files/documents/site/jp/news/400/18-01.pdf
14:00【シノブフーズ】資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関するお知らせ
https://www.shinobufoods.co.jp/ir/ir_pdf/250318_kaiji.pdf
東証が2023年3月よりプライム・スタンダード上場の各企業に要請している「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、各社のリリースが相次いでいる。