【米国「フロードスター」列伝#3】偽ファンドマネージャー妻の片棒を担いだ不正共犯“主夫”の決断

償いの新たな人生へ、そして悪妻との関係は……

刑務所での服役は、リヴォルシーにとって大きな転機となった。彼は自身の過ちを振り返り、損害を与えた家族や投資家に対して罪悪感に直面した。刑務所で自己反省を深め、再び社会に貢献するための方法を模索し始めるようになる。そして……。

「家族や投資家を傷つけた罪の重さを受け入れ、それを償う方法を考えた」

出所後、リヴォルシーは他者を助けることを、人生を立て直す原動力として、社会復帰支援団体の活動を始め、自らと同じような過ちを防ぐための啓発に尽力している。

現在、彼は受刑者や出所者の支援団体の副所長として活動している。その傍ら、自らの立場を利用して不正を犯す、頭脳労働の職種に就く社会的・経済的な地位が高い犯罪者である「ホワイトカラー犯罪者」とその家族のためのコミュニティを運営している。

また、認定ライフ・コーチの資格も取得し、彼らの社会復帰支援や心理的支援も行っている。これらを通じて再生の道を歩み、過去の過ちから学んだ教訓を伝えることで、同じような過ちを犯す人々を減らすことを目指しているという。

ちなみに、首謀者である妻リンダは、45カ月の服役、賠償金610万ドル(約7億760万円)を科せられた。彼女の出所後の動向は公表されていない。

なお、リヴォルシーはすでにリンダと離婚している。