刑務所での1日
米国には「大量投獄」という言葉があるくらい、各種拘禁施設に多数の受刑者が収監されている。受刑者を支援したり、アドバイスを提供したりするコンサルタントも多い。
そんな業者のひとつ、プリズン・ウォールストリート・コンサルタンツによると、水原氏はおそらく、こんな1日を送ることになりそうだ。
【午前】
6時頃 起床。
6時半~7時半 食堂で朝食。味は期待できない(1時間かけて食事できるわけではなく、せいぜい20~30分)
7時半~8時 この間に労働開始。時給は1時間当たり数セント。労働の代わりに学習や職業訓練を選ぶこともできる。
11時か正午頃 昼食。
【午後】
昼食後 再び労働。もしくは軽い運動など。
15時半~16時 この間までに労働終了。
16時半か17時頃 夕食。食後は監房に戻りテレビ視聴などある程度の自由時間。
21時頃 最終の人数確認。
22~23時 消灯。監房に施錠。
出典:https://wallstreetprisonconsultants.com/federal-inmate-daily-routine/
繰り返すが、収監後の水原氏にとって、最大の関心事は家族との面会ではないだろうか。前述のターミナルアイランド連邦矯正施設の規定では、面会日時は土・日・祝日の7時~14時半に設定されている。1回の面会は4時間までと定められている。受刑者は1カ月当たり40ポイントの面会枠を付与される。1ポイント=1時間だ。つまり、最長4時間ずつ、月に10回まで面会できるということになる。
この面会機会をできるだけ利用するためにも、収監先は家族の所在地から近いに越したことはないはずだ。
塀の外がクリスマス気分に包まれる12月20日、水原氏はサンタアナの連邦地裁で量刑言い渡しを受ける。その後、BOPが指定した施設にあらかじめ決められた日時に出頭し、服役が始まる。
米国の矯正施設と言えば、凶悪犯がゴロゴロいて殺人なども珍しくない場所と恐れられているが、その実態については次号で紹介したい。
(#5に続く)