「警察が被害者の告訴状受理」の報道
昨日4月7日19時、各紙報道の通り、ホンダ(本田技研工業)が代表執行役副社長の青山真二氏の辞任を発表した。
取締役 代表執行役の異動(辞任)について
https://global.honda/jp/news/2025/c250407.html
リリースによると、青山氏について〈業務時間外での懇親の場において不適切な行為があったとの訴えを受けていることが発覚〉。そこで監査委員会が主導する形で調査が進められ、取締役会で処分を決定する予定だったが、昨日、青山氏本人から辞任の申し出があって、それを受理したという。
ホンダ側は〈経営をリードし、人権尊重・コンプライアンス遵守を率先垂範すべき立場の者が、これらに反したとの訴えを受けるに至ったことは大変遺憾〉としたうえで、〈ご不快の念〉を与えたことを含め、すべてのステークホルダーに謝罪した。また、これを受けて、三部敏宏社長が月額報酬の20%を2カ月間、自主返上するとしている。
ちなみに、リリースには〈訴えを受け〉とあるが、報道によると、被害者が警察に告訴状を提出、受理されたことによって青山氏の不適切行為が発覚したという。ただ、詳細はプライバシー保護の観点から明らかにしていない。
青山氏は1986年入社の61歳。2013年に二輪事業本部長、19年には米国法人トップに就任。23年4月から取締役代表執行役副社長を務め、日産自動車との統合交渉でも中心的人物だったという。