第二次世界大戦後、占領軍によるわが国資本市場の整備と平仄を合わせて、アメリカのシステムを輸入する形で構築された企業会計制度。その担い手である公認会計士という「会計プロフェッション」が誕生してから80年を迎えようとしている。

国内外ともに会計・監査をめぐる環境変化は著しく、会計プロフェッションもその領域を非財務情報にまで拡大させる一方、いまだ企業の会計不正は後を絶たない。本来はその両面において存在感を示すべき会計プロフェッションだが、その主体性自体が見えにくくなってはいないだろうか。

本連載では、長年、会計プロフェッションの世界をアカデミズムの立場から見てきた八田進二・青山学院大学名誉教授が、その歴史を紐解きながら、会計・監査の未来と、会計プロフェッションが担うべきガバナンスの在り様を考える。

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