八田進二の「会計プロフェッション80年史」から辿る監査とガバナンスの未来【大型連載シリーズ】
第二次世界大戦後、占領軍によるわが国資本市場の整備と平仄を合わせて、アメリカのシステムを輸入する形で構築された企業会計制度。その担い手である公認会計士という「会計プロフェッション」が誕生してから80年を迎えようとしている。
国内外ともに会計・監査をめぐる環境変化は著しく、会計プロフェッションもその領域を非財務情報にまで拡大させる一方、いまだ企業の会計不正は後を絶たない。本来はその両面において存在感を示すべき会計プロフェッションだが、その主体性自体が見えにくくなってはいないだろうか。
本連載では、長年、会計プロフェッションの世界をアカデミズムの立場から見てきた八田進二・青山学院大学名誉教授が、その歴史を紐解きながら、会計・監査の未来と、会計プロフェッションが担うべきガバナンスの在り様を考える。
【八田進二の「監査とガバナンスの未来」#6】昭和40年代の監査制度、全面的な見直しの動向
【八田進二の「監査とガバナンスの未来」#5】相次ぐ「粉飾経理」と監査人の処分《昭和30~40年代》
【八田進二の「監査とガバナンスの未来」#4】昭和31年「監査報告準則」の制定と“但書”で歪められた「継続性の原則」
【八田進二の「監査とガバナンスの未来」#3】昭和31年改訂「監査基準」と改訂「監査実施準則」の内容
【八田進二の「監査とガバナンスの未来」#2】動き出す日本の監査制度:「産み落とされた公認会計士」という原点《1951~57年》