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クリヤマHDにイタリアブランド「モンチュラ社」が10億円の損害賠償訴訟

東証スタンダード上場でゴムや樹脂製品を中心とした製品開発等を行うクリヤマホールディングス(HD、大阪市)は6月23日、連結子会社であるクリヤマジャパンのスポーツアパレル事業が、イタリアで訴訟を提起されたことを発表した。

原告はアウトドアブランドを展開するイタリアのMONTURA(モンチュラ)社で、同社とクリヤマジャパンが「MONTURA」ブランド展開のために締結していた販売店契約が定める義務へ違反があると主張。イタリア北部のヴェネト州ヴィチェンツァ裁判所に逸失利益および商業的評価の毀損に係る損害賠償等の支払いを求めて、日本円で10億7600万円と遅延損害金を求めて訴訟を起こしている。

クリヤマHDは1991年からクリヤマジャパンを通して登山・アウトドア用品の販売を開始。同社のスポーツアパレル事業で「MONTURA」ブランドを展開し、東京、名古屋、大阪での直営店出店などを行っていた。しかし、赤字が継続していることから昨年8月にスポーツアパレル事業から撤退を決定、昨年末をもって事業から完全に撤退していた。

13:30【クリヤマHD】イタリアにおける当社子会社に対する訴訟の提起に関するお知らせhttps://www.kuriyama.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/06/press-release20250623.pdf