6月17日の日経平均株価は前日比225円高の3万8536円で取引を終えた。そんな17日の適時開示は122件だった。
有価証券報告書の虚偽記載を指摘
証券取引等監視委員会は6月17日、金融庁に金融商品取引法違反による1750万円の課徴金納付命令を東証プライム上場の東京産業（東京・千代田区）に命じるよう勧告したことを発表した。東京産業も同日の適時開示で監視委から課徴金納付命令を勧告されたことを発表した。
監視委は、同社が太陽光発電所の権利を譲り受ける契約を行ったが、契約解除されたことで取引先に支払った代金を損失ではなく長期未収入金として資産に計上していたことなどについて、有価証券報告書等の虚偽記載と指摘している。
東京産業は太陽光発電事業に端を発した不正会計が相次いで発覚したことを受け、昨年12月に東証へ改善報告書を提出していた。
東京産業は1947年に創業した機械総合商社。三菱重工業が筆頭株主で、三菱電機も大株主となっている。
17:00【東京産業】証券取引等監視委員会による課徴金納付命令の勧告についてのお知らせ
https://www.tscom.co.jp/wtscomp/wp-content/uploads/2025/06/20250617_news.pdf