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楽待、損保ジャパン「不正アクセス」で個人情報漏洩【6月12日「適時開示」ピックアップ】

6月12日の日経平均株価は前日比248円安の3万8173円で取引を終えた。そんな6月12日の238件だった。

損保ジャパンは1750万件の情報漏洩の可能性

東証スタンダード上場で不動産投資のポータルサイトを運営する楽待(東京・中央区)は6月12日、サーバーへの不正アクセスが発生し、個人情報が外部に漏洩した可能性があると発表した。

情報漏洩の可能性があるのは同社が提供するサービスに会員登録している個人の氏名、住所、電話番号、年収・資産情報や、加盟店として会員登録している法人の社名、担当者名、物件情報など。現時点で二次被害の報告は受けていないという。

前日6月11日にはSOMPOホールディングス(HD)も〈当社子会社のシステムに対する不正アクセスの発生および情報漏えいの可能性について〉というリリースを発表している。事業子会社の損保ジャパンが今年4月25日に不正アクセスを受けたことを公表したが、その続報だ。

専門業者によるフォレンジック調査の結果、4月17日から4月21日の期間、損保ジャパンのシステムに侵入した第三者により顧客情報がアクセスできる状態になっていたことが判明。それに伴い、閲覧もしくは情報漏洩の可能性のある顧客情報は1750万件にも及ぶことも発表された。同社は警察へも届け出て事件相談として受理されている。

なお、5月14日からの1カ月間で不正アクセスに関する適時開示は楽待、SOMPOHDを含め4件だった。

16:30【楽待】不正アクセスの発生及び個人情報漏えいの可能性に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6037/tdnet/2638173/00.pdf