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PR TIMES「情報漏洩」ほか386件【5月7日「適時開示」ピックアップ】

ゴールデンウィーク明けの5月7日水曜日の日経平均株価は前営業5月2日比51円安の3万6779円で取引を終えた。そんな7日の適時開示は386件だった。

PR TIMES「不正アクセス」で最大90万件情報漏洩の可能性

東証プライム上場でプレスリリース配信サービスのPR TIMES(東京・港区)は5月7日、4月25日に第三者によるサーバー内部の不正アクセスとサイバー攻撃が行われたことを確認、以降、防御と対応を行っていたことを公表した。さらに調査を進める中で、個人情報と発表前のプレスリリース情報が漏洩した可能性があることも発表した。

同社の調査によると、攻撃者による偵察と推察される不正アクセスを受けたのは4月8~9日かけてといい、情報漏洩の可能性は、個人情報90万1603件、企業ユーザー22万7023件、メディアユーザー2万8278件、個人ユーザー31万3920件、インポートリスト(企業ユーザーが保有するプレスリリース送信先メディアの連絡先)33万1619件、同社スタッフ767件に上り、メールアドレスや氏名、企業名や所属部署名のほか、住所や電話番号といった連絡先が含まれているという。

また、不正アクセスとサイバー攻撃を確認した4月24日時点で、リリース配信予約を行っていた1182社1682件の情報も漏洩した可能性があるとしている。

ただ、現時点で情報漏洩に伴う不正利用等は確認されていないという。

5月7日に警察署へサイバー攻撃の被害届を申告し受理され、発表前情報を設定していた顧客やメディアなどには個別に連絡しているとしてるが、PR TIMESが事態を把握してから約2週間後の適時開示となった。

なお、PR TIMESは東証プライム上場の広報支援大手、ベクトルの子会社。

【19:00】PR TIMES「PR TIMES、不正アクセスによる情報漏えいの可能性に関するお詫びとご報告」
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250507532864.pdf