【4月4日「適時開示」ピックアップ】オウケイウェイヴ、MITホールディングス、識学、住友ファーマなど167件のリリース

前営業日4月4日金曜日の日経平均株価は大幅続落、前日比955円安の3万3780円だった。本日7日も大幅安の展開となっており、4日比で2188円安の3万1591円84銭という前引けだった。

そんな4日の適時開示は167件。この中からリスクマネジメントや突発事象、コーポレートガバナンス関連のリリースをお届けする。

名証ネクスト・オウケイウェイヴ「元社長ら起訴」のリリース

突発事象で言うと、名証ネクスト上場でインターネットサービスのオウケイウェイヴ(東京・港区)が「一部報道について」と題して、下記のようなリリースを発表。

〈本日、一部報道機関において、当社の元役員らについて会社法違反により起訴された旨の報道がありました。当社といたしましては、引き続き捜査当局に全面的に協力していく方針です〉

先般より同社の元役員らについては、2022年1月の自社株買いの不正取得をめぐる東京地検特捜部の動きが各紙で報じられていた。今回、在宅起訴になったのは元社長の福田道夫と元取締役の野崎正徳の2容疑者。加えて、2人と共謀したとして、コンサルティング会社代表も追起訴された。

なお、オウケイウェイヴの現経営は〈本件について、現代表の体制下における当社及び当社グループの役職員の関与はありません〉ともリリースしている。

17:15【オウケイウェイヴ】一部報道について
https://pdf.irpocket.com/C3808/Z6af/TNzk/moPC.pdf

「人事」「報酬」関連リリース

東証スタンダード上場のMITホールディングス(HD)は4日、同日付で社外取締役の池津学氏が「一身上の都合」で辞任したことを発表した。

16:00【MITホールディングス】社外取締役の辞任に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4016/tdnet/2590390/00.pdf

また、東証グロース上場の識学も4日、同日付で社外取締役の松村寬氏が「一身上の都合」で辞任したことを発表した。

15:30【識学】取締役辞任に関するお知らせ
https://global-assets.irdirect.jp/pdf/tdnet/batch/140120250404508823.pdf

ともに、MITHD、識学ともに法令および定款に定める取締役の員数は満たしているという。

一方、プライム上場の住友ファーマは4日、2025年3月期が無配予想であることを受けて、基本報酬について代表取締役社長が30%、社外取締役を除くその他の取締役が20%を減額することを発表した。

なお、同社は昨年5月から同額の減額を実施しており、3カ月間延長する格好だ。また、25年3月期の業績連動型報酬(賞与)も、支払い対象である全取締役は100%減額することを合わせて発表している。

15:30【住友ファーマ】役員報酬の減額に関するお知らせ
https://www.sumitomo-pharma.co.jp/news/assets/pdf/ne20250404.pdf