2025年度最初の営業日となった4月1日火曜日の日経平均株価は前日比6円高の3万5624円。4営業ぶりの反発だった。
そんな1日の適時開示は352件。この中から、コーポレートガバナンスや経営をめぐる突発事象、リスクマネジメントに関するリリースをピックアップする。
道路舗装、佐藤渡辺が新年度に「パーパス」を制定
東証スタンダード上場で道路建設を手掛ける佐藤渡辺(東京・港区)は4月1日に「パーパス」を制定したことを発表した。題して「真心こめた『みち』への挑戦 ~安心と感動を~」。
パーパスとは企業の社会的“存在意義”や目指すべき方向性を表現したもので、各社で制定が進んでいる。佐藤渡辺は1923年(大正12年)創業の道路舗装工事の先駆的企業。
同社は〈すべての人々が安全・安心に暮らし、未来へとつながる『みち』を提供すること〉を目指し、その『みち』とは〈人々の生活を支え、地域をつなぎ、経済社会の発展を支える大切な基盤〉と謳っている。
なお、同社の2024年3月期の売上高は384億円、営業利益16億円、純利益は12億円だったが、さる2月には25年3月期の純利益予想を前期比40%超の6億7000万円に下方修正している。資材価格や人件費の高騰を受けてのこととしている。
10:00【佐藤渡辺】「パーパス」制定に関するお知らせ
ハウテレビジョン、AIストームが「支配株主等に関する事項について」を公表
難関大学生や若手社員に就職・転職情報を提供する東証グロースのハウテレビジョン(東京・港区)と、スタンダード上場でITコンサルティングのAIストーム(東京・千代田区、旧ジェクシード=今年4月1日社名変更)は「支配株主等に関する事項について」を公表。
ハウテレビジョンは社長で「支配株主」である音成洋介氏の議決権所有割合について、今年1月末現在で直接所有分49.25%、合算対象分9.85%の合計59.10%と公表。なお、音成社長との取引はなく、原則、〈支配株主との取引を行わない方針〉としている。
一方のAIストームは「その他関係会社」であるGX PATNERS CO.,LIMITED(ジーエックスパートナーズリミテッド)の議決権所有割合が24.54%(昨年12月末現在)と公表。GX社側からは独立性を維持して事業活動を行っているとしている。
なお、東証の有価証券上場規程では、支配株主またはその他の関係会社を有する上場企業は、「支配株主等に関する事項」について事業年度経過後3カ月以内に開示することが義務付けられている。
15:30【ハウテレビジョン】支配株主等に関する事項について
https://global-assets.irdirect.jp/pdf/tdnet/batch/140120250331505150.pdf
12:00【AIストーム】支配株主等に関する事項について
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250401506087.pdf
長野・高見澤で「不正アクセス」発生
東証スタンダード上場で長野県を地盤に建設関連事業などを展開する高見澤(長野市)は4月1日、サーバーが不正アクセスを受けたことを公表した。
事の発端は今年2月20日、同社のインフラセグメントのホームページで一部エラーが表示されるなどが発生したこと。その後、サーバー管理会社の調査で、不正アクセスの痕跡が確認されたという。
外部専門家の協力を得て、被害範囲の特定、原因や侵入経路の調査を開始しているというが、4月1日15時時点でのリリースではそれ以上の内容はなかった。
15:00【高見澤】当社サーバーへの不正アクセスに関するお知らせ
https://www.kk-takamisawa.co.jp/ir/release/upload/2e25d2ffab13f383742307541ba3b0b8dd0cfb75.pdf